「転職したいけど、この年齢で新しい職場なんて見つかるのかな…」
「どんな職場が自分に合ってるんだろう?」
この記事はそんな悩みを抱える40代療法士に向けて書いています。
筆者は採用担当として、数々の40代、50代の転職者を見てきました。
その経験から言えること。
「40代だからこそ活躍できる職場」って、実はたくさんあります。
この記事では、40代療法士職場の選び方やおすすめの働き方をお伝えしていきます。
▼まずはこのチャートで、あなたにピッタリの転職先を探してみましょう▼

ここかな?という職場が見つかったら、目次から職場の説明に直接進んでもOKですよ。
40代リハビリ職の転職先 8選
ここからは、フローチャートに出てきた6つの職場+α、8つの道について解説していきます。
どの道を選ぶかで、働き方のスタイルや、今後のキャリアプランは大きく変わりますよ。
急性期病院
こんな人におすすめ
▶ 最前線の医療現場でスキルを磨きたい
▶ 若手を指導したり、チームをまとめる立場を経験したい
- 手術後や急性疾患の患者さんへの早期リハビリがメイン
- 高度な医療知識と迅速な判断力が求められる
- 若手療法士が多く、指導的ポジションに立つ機会も多い
業務量が多く、体力勝負な一面も!
「落ち着いた働き方をしたい」「家族との時間も大事にしたい」
そんな人には、ハードに感じるかもしれません。
回復期病院
こんな人におすすめ
▶ じっくり患者さんと向き合い、変化を見届けたい
▶ チーム医療にやりがいを感じるタイプ
- 退院後の生活を見据えた中長期的なリハビリを実施
- OT・PT・STなど多職種と連携しながらのケアが中心
- チーム内コミュニケーション力が重要



やりがいはあるけど、研修・勉強会の多さには注意だよ
土日休み希望や、家庭優先の働き方とはミスマッチになりやすいので要確認です。
療養型病院
こんな人におすすめ
▶ 忙しさよりも、安定した職場環境を重視したい
▶ ゆったりした雰囲気の中で、長く働き続けたい
- 長期入院の高齢者・慢性疾患の方が対象
- 日常生活の維持・支援に特化したリハビリ
- 医療現場の中では比較的落ち着いた雰囲気



体力的に無理がないのが最大の魅力!
大きなスキルアップよりも、生活と仕事のバランスを重視したい人向けと言えます。
整形外科クリニック
こんな人におすすめ
▶ とにかく動いて稼ぎたい
▶ 外来リハビリの流れに慣れていて、回転の速さに対応できる
- 骨折・関節痛などの整形疾患が中心
- 短時間での訓練メニューが多く、スピード重視
- 個人クリニックでは自由度の高い働き方も可能
給与が高めな反面、時間との戦いになる場面も!
スキルに自信があり、体力もまだまだある方には魅力的ですね。
介護老人保健施設(老健)
こんな人におすすめ
▶ チームでの支援にやりがいを感じる
▶ 昇進や役職を目指して、キャリアアップも狙いたい
- 退院後〜在宅復帰を目指す方のリハビリ&生活支援
- 医師・看護師・介護職など多職種と連携するチーム医療
- 在宅強化型・超強化型施設はリハニーズが高く、やりがい大



リハ職の人数が限られるので、昇進しやすい環境だよ
土日祝の出勤があるケースも多いため、勤務条件は事前確認を忘れずに。
特別養護老人ホーム(特養)
📌 こんな人におすすめ
▶ 利用者さんと長く寄り添い、生活全体を支えたい
▶ 落ち着いた環境で、自分のペースで働きたい
- 常時介護が必要な高齢者の生活支援が中心
- 医療処置は少なめで、ゆっくり関われる時間が多い
- 多くの場合、リハ職は一人配置(=裁量が大きい)



ノルマがなく自由度は高い反面、孤独さを感じやすいことも
「自分のリズムで動きたい」「周囲に干渉されず働きたい」方にはピッタリの職場です。
訪問リハビリ
こんな人におすすめ
▶ 自由な働き方を重視したい
▶ 利用者さんとの1対1の関係性を大切にしたい
- ご自宅に伺い、生活環境に即したリハビリを提供
- 移動が多く、一人での判断・対応力が求められる
- 出来高制や高時給パートなど、給与形態が多
収入面では魅力がある反面、法人によって経営安定性に差があるため要注意!
福利厚生・教育体制の整った事業所を選べば、長く続けやすい選択肢になります。
小児デイ(放課後等デイサービス)
こんな人におすすめ
▶ 子どもの成長を支える仕事に興味がある
▶ 新しい分野にチャレンジしたい気持ちがある
- 発達に課題のある子どもたちへの運動支援・生活支援
- 遊びや集団活動を通じてアプローチ
- 医療現場とは異なる、保育・教育的な視点も必要



未経験で入る人も多い分野。最初は学び直しが必要だよ
勤務時間が短めの施設が多く、家庭との両立がしやすい職場でもあります。
40代リハビリ職へのおすすめ転職先は3つ
ここまで8つの職場の特徴をご紹介してきましたが、
その中でも特に40代療法士にとって働きやすさ・やりがい・将来性のバランスが取れている3つの職場を、厳選してご紹介します。


① 介護老人保健施設(老健)
40代に老健が向いている理由
- 多職種連携の中で、経験あるリハ職として“まとめ役”を任されやすい
- リハビリの方向性を自ら考え、提案できるため、病院とは違ったやりがいがある
- 人員が少ない施設では、ポジションや昇進を狙いやすいのも大きな魅力
実際の業務と求められること
老健では小規模なチームで、生活期リハビリに特化したプランの作成・実施を行います。
その他にも、
- 医師や看護師との情報共有
- ご家族への説明
- 住宅改修のアドバイス
- 地域貢献活動
といった「生活全体」を支える力が求められます。
経験のある40代ならではの判断力やリスク管理能力が重宝される職場です。



再びリハ職としてのやりがいを見つけたい人にオススメです
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② 特別養護老人ホーム(特養)
40代に特養が向いている理由
- 自分のペースで、体力的に無理なく働ける
- 他職種からの信頼が得られやすく、連携がスムーズ
- 少人数の職場で、これまでの知識を活かせる
実際の業務と求められること
日々のリハビリは、ADLやQOL維持が中心になります。
きっちりとした個別リハビリだけでなく、
- 体操
- 作業活動
- シーティング
- ポジショニング
といった、細かい仕事も数多くあります。
特養のポイントは他職種への教育。
日々関わる介護士さんのケアの質を上げることで、間接的にご利用者さんのQOL向上を目指します。



40代の落ち着いた対応力・経験値があれば、特養の現場で信頼される存在になりやすいです。
高収入は狙いにくいですが、ノー残業で生活とのバランスが取りやすいのが特徴です。
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③ 訪問リハビリ
40代に訪問リハビリが向いている理由
- 1人でも臨機応変な対応ができる
- 働く時間・日数を調整しやすく、生活とのバランスを取りやすい
- 出来高制(インセンティブ制)の職場が多く、高収入が狙いやすい
実際の業務と求められること
利用者の自宅を訪問し、その人の暮らしに合わせた個別支援を行います。
ただ個別リハビリをするだけではなく、
- 本人や家族への指導
- ケアマネージャーとの連携
- 住環境への直接介入
といった幅広い業務に1人で対応する必要があります。
療法士としての知識だけでなく、コミュニケーション能力や時間管理能力も必要です。
転職の際に気をつけたいポイント
- 高収入に目がいきがちですが、経営の安定性やサポート体制も必ず確認を
- 一人職場で不安を感じやすい方は、教育体制のある大手事業所や訪問看護ステーションがおすすめ
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40代での転職は、メリットが多い


「今さら転職なんて…」「若い人の方が有利なんじゃ?」
そんなふうに思っている方も多いかもしれません。
ここでは、40代療法士が転職することで得られる代表的なメリットを3つご紹介します。
メリット① ワークライフバランスを見直せる
「残業が多い」「人間関係がしんどい」など、働く環境に不満があっても、我慢し続けていませんか?
転職は、今の生活リズムや価値観に合った働き方を実現できるチャンスです。
40代は家族との時間、健康、将来の働き方など、見直したいポイントが増える時期。
自分らしく働ける職場を見つけることが、人生全体の満足度にもつながります。
メリット② 給与・待遇を見直すタイミングになる
今の職場で「もう昇給は頭打ち」と感じている人へ。
実は、転職を通じて給与水準が上がるケースは40代でも珍しくありません。
- 役職ポジションでの採用
- 訪問系での出来高制
を狙うことで、待遇改善のチャンスは十分あります。
転職の時なら、エージェントを通して交渉することで成功の確率があがります!
今の職場で黙って我慢するより、よほど現実的な選択肢と言えるでしょう
メリット③ 企業側にも「歓迎される年代」である
「40代って、もう使いづらいと思われてるんじゃ…」と不安に思うかもしれませんが、
私が採用側として見てきた中では、むしろ40代・50代はとても貴重な存在です。
40代療法士の魅力は…
- 指導がほとんどいらない(即戦力)
- 人間関係のトラブルが少ない
- リスク管理や感情のコントロールができる
- チーム全体の“雰囲気を安定させてくれる”存在



実際に私の職場でも、40代・50代の方を複数名採用しています!
「即戦力かつ安心して任せられる」
そんな理由で、現場からの評価も高い人が多いですよ。
40代転職で意識したい“3つの心がけ”


「職場は見つかった。メリットもある。…でもうまくやれるかな?」
そんな不安が出てくるのも自然なことです。
ここでは、40代のあなたが新しい職場で“早く信頼され、活躍するため”に意識したい3つのポイントをご紹介します。
心がけ① 謙虚さを忘れない
40代になると、経験も知識も豊富になり、自信を持っている方も多いと思います。
ただし、新しい職場では「新人」というスタートラインです。
心がけ② 健康を最優先にする
キャリアがどれだけあっても、体を壊してしまっては意味がありません。
40代以降は、腰痛・メンタル不調・生活習慣病などのリスクが一気に高まる年代でもあります。
心がけ③ 組織目線を持つ
40代の療法士に求められるのは、ただの“プレイヤー”ではなく、「組織を良くする存在」です。
- 業務効率をどう上げるか?
- 他職種との連携をどうスムーズにするか?
- 現場で困っているスタッフをどうサポートするか?
こうした視点を持つことで、あなたの存在は“替えが効かない人材”になっていきます。
経験やスキルは、もうあなたの中に十分あります。
あとは、それをどう職場にフィットさせていくかがカギ。
この3つの心がけが意識して、キャリアを進化させる一歩を踏み出しましょう!
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まとめ:40代リハビリ職の転職は成功しやすい
ここまでお読みいただきありがとうございました。
この記事では、
- 8つの職場の特徴
- 自分に合った職場の選び方
- おすすめの転職先3選
- 40代転職を成功させるための心がけ
についてお伝えしてきました。
「今のままでいいのかな」と感じている人へ
その気持ちは、環境を変える合図かもしれません。
転職活動は「逃げ」ではなく、「キャリアを見直す」前向きな行動です。
まずは「自分にはどんな選択肢があるのか?」を知るだけでも大きな一歩になります。
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あなたの挑戦を、心から応援しています!
それでは良き療法士ライフを!!










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