「転職したいけど、この年齢で新しい職場なんて見つかるのかな…」
「どんな職場が自分に合ってるんだろう?」
「若いころとは、働き方に求めるものも変わってきたし…」
そんなふうに悩んでいる40代の療法士さんへ。
大丈夫、あなたの経験や強みを活かせる職場は、ちゃんとあります。
私はリハ職30人以上の医療法人でリハビリ科長を務めています。
採用担当として、数々の40代、50代の転職者を受け入れてきました。
「40代だからこそ活躍できる職場」って、実はたくさんあるんです。
この記事では、そんな職場の選び方やおすすめの働き方を、わかりやすくお伝えしていきます。
「たくさん選択肢があって迷う…」という方のために、
あなたの希望や働き方のスタイルに合った職場が見つかるチャートを作成しました。
まずはここから、あなたにピッタリの転職先を探してみましょう!

▼「これかも…!」と思った職場が見つかったら、それぞれの職場の説明に直接進んでもOKです▼
転職で選べる8つの道 特徴 & ポイント
気になる職場は見つかりましたか?
ここからは、フローチャートに出てきた6つの職場+αについて、それぞれの特徴や40代療法士が注目したいポイントを解説していきます。
働き方のスタイルや、今後のキャリアプランに合わせて、ぜひチェックしてみてくださいね。
急性期病院
📌 こんな人におすすめ
▶ 最前線の医療現場でスキルを磨きたい
▶ 若手を指導したり、チームをまとめる立場を経験したい
- 手術後や急性疾患の患者さんへの早期リハビリがメイン
- 高度な医療知識と迅速な判断力が求められる
- 若手療法士が多く、指導的ポジションに立つ機会も多い
💡 40代の視点から見ると…

業務量が多く、体力勝負な一面も!
「落ち着いた働き方をしたい」「家族との時間も大事にしたい」人には、少しハードに感じるかもしれません。
回復期病院
📌 こんな人におすすめ
▶ じっくり患者さんと向き合い、変化を見届けたい
▶ チーム医療にやりがいを感じるタイプ
✅ 職場の特徴
- 退院後の生活を見据えた中長期的なリハビリを実施
- OT・PT・STなど多職種と連携しながらのケアが中心
- チーム内コミュニケーション力が重要
💡 40代の視点から見ると…



やりがいはあるけど、研修・勉強会の多さには注意だよ
土日休み希望や、家庭優先の働き方とはミスマッチになりやすいので要確認を。
療養型病院
📌 こんな人におすすめ
▶ 忙しさよりも、安定した職場環境を重視したい
▶ ゆったりした雰囲気の中で、長く働き続けたい
- 長期入院の高齢者・慢性疾患の方が対象
- 日常生活の維持・支援に特化したリハビリ
- 医療現場の中では比較的落ち着いた雰囲気
💡 40代の視点から見ると…



体力的に無理がないのが最大の魅力!
大きなスキルアップよりも、生活と仕事のバランスを重視したい人向けと言えます。
整形外科クリニック
📌 こんな人におすすめ
▶ とにかく動いて稼ぎたい
▶ 外来リハビリの流れに慣れていて、回転の速さに対応できる
- 骨折・関節痛などの整形疾患が中心
- 短時間での訓練メニューが多く、スピード重視
- 個人クリニックでは自由度の高い働き方も可能
💡 40代の視点から見ると…



給与が高めな反面、時間との戦いになる場面も!
スキルに自信があり、体力もまだまだある方には魅力的ですね。
🔹介護老人保健施設(老健)
📌 こんな人におすすめ
▶ チームでの支援にやりがいを感じる
▶ 昇進や役職を目指して、キャリアアップも狙いたい
- 退院後〜在宅復帰を目指す方のリハビリ&生活支援
- 医師・看護師・介護職など多職種と連携するチーム医療
- 在宅強化型・超強化型施設はリハニーズが高く、やりがい大
💡 40代の視点から見ると…



リハ職の人数が限られる分、目立ちやすく昇進しやすい環境だよ
土日祝の出勤があるケースも多いため、勤務条件は事前確認を忘れずに。
特別養護老人ホーム(特養)
📌 こんな人におすすめ
▶ 利用者さんと長く寄り添い、生活全体を支えたい
▶ 落ち着いた環境で、自分のペースで働きたい
- 常時介護が必要な高齢者の生活支援が中心
- 医療処置は少なめで、ゆっくり関われる時間が多い
- 多くの場合、リハ職は一人配置(=裁量が大きい)
💡 40代の視点から見ると…



ノルマがないため、自由度は高い反面、孤独さを感じやすいことも
「自分のリズムで動きたい」「周囲に干渉されず働きたい」方にはピッタリの職場です。
訪問リハビリ
📌 こんな人におすすめ
▶ 自由な働き方を重視したい
▶ 利用者さんとの1対1の関係性を大切にしたい
- ご自宅に伺い、生活環境に即したリハビリを提供
- 移動が多く、一人での判断・対応力が求められる
- 出来高制や高時給パートなど、給与形態が多
💡 40代の視点から見ると…



収入面では魅力がある反面、法人によって経営安定性に差があるため要注意!
福利厚生・教育体制の整った事業所を選べば、長く続けやすい選択肢になります。
小児デイサービス(放課後等デイサービス)
📌 こんな人におすすめ
▶ 子どもの成長を支える仕事に興味がある
▶ 新しい分野にチャレンジしたい気持ちがある
- 発達に課題のある子どもたちへの運動支援・生活支援
- 遊びや集団活動を通じてアプローチ
- 医療現場とは異なる、保育・教育的な視点も必要
💡 40代の視点から見ると…



未経験で入る人も多いので、最初は学び直しが必要だよ
ただし、勤務時間が短めの施設も多く、家庭との両立がしやすい職場でもあります。
40代療法士へのおすすめ転職先は3つ
ここまで8つの職場の特徴をご紹介してきましたが、
その中でも特に40代療法士にとって働きやすさ・やりがい・将来性のバランスが取れている3つの職場を、厳選してご紹介します。


① 介護老人保健施設(老健)
📌 40代だからこそ“老健”が向いている理由
- 多職種連携の中で、経験あるリハ職として“まとめ役”を任されやすい
- リハビリの方向性を自ら考え、提案できるため、やりがい迷子から抜け出せる
- 人員が少ない施設では、ポジションや昇進を狙いやすいのも大きな魅力
✅ 実際の業務と、やりがいのポイント
- 小規模なチームで、生活期リハビリに特化したプランを作成・実施
- 医師や看護師との情報共有・ご家族への説明・住宅改修のアドバイスなど、「生活全体」を支える力が求められる
- 経験のある40代ならではの判断力やリスク管理能力が現場で重宝される



老健は、再びリハ職としてのやりがいを見つけられる場所だと思っています。
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② 特別養護老人ホーム(特養)
📌 40代だからこそ活きる、“生活リハ”の専門性
- 医療処置よりも、「日常を支えるリハビリ」がメイン
- リハビリのノルマがない代わりに、自分で考えて動ける力が問われる職場
- 一人職場が多く、自己管理と信頼関係構築がカギ
✅ 具体的な仕事内容と、求められる力
- 日々のリハビリは、ADLやQOL維持が中心。体操・作業・シーティングなどを自分で設計
- 利用者さん一人ひとりの生活背景を把握し、多職種と協力してケア方針を調整
- 介護職員から「どう動かせばいい?」「この人、最近○○で困ってる」など、頼られる存在に



40代の落ち着いた対応力・経験値があってこそ、特養の現場で信頼される存在になれると感じています。
高収入は狙いにくいですが、そのぶん生活のバランスを大切にしたい方にはぴったりですよ。
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③ 訪問リハビリ
📌 “高収入・柔軟な働き方”を求めるなら、有力な選択肢
- 利用者の自宅を訪問し、その人の暮らしに合わせた個別支援を行うリハビリ
- 働く時間・日数を調整しやすく、パート勤務や高時給も選べる
- 出来高制(インセンティブ制)の職場では、月収40万以上を狙えるケースも珍しくない
✅ 40代だからこそトライできる理由
- 訪問リハでは「その場での判断力」や「臨機応変な対応」が求められます
- 若手にはまだ難しい場面でも、経験豊富な40代なら冷静かつ的確に対応できる
- 採用担当としても、“現場を一人で任せられる人材”として40代は非常に魅力的



経験を積んだ今だからこそ選べる働き方として、訪問リハは非常に魅力的な分野だと感じています。
🔍 転職の際に気をつけたいポイント
- 高収入に目がいきがちですが、経営の安定性やサポート体制も必ず確認を
- 一人職場で不安を感じやすい方は、教育体制のある大手事業所や訪問看護ステーションがおすすめ
40代での転職は、“メリットが多い”


「今さら転職なんて…」「若い人の方が有利なんじゃ?」
そんなふうに思っている方も多いかもしれません。
でも実際は、40代だからこそ企業から“求められている”一面がたくさんあります。
ここでは、40代療法士が転職することで得られる代表的なメリットを3つご紹介します。
メリット① ワークライフバランスを見直せる
- 「残業が多い」「人間関係がしんどい」など、働く環境に不満があっても、我慢し続けていませんか?
- 転職は、今の生活リズムや価値観に合った働き方を実現できるチャンスです。
💬40代は家族との時間、健康、将来の働き方など、見直したいポイントが増える時期。
自分らしく働ける職場を見つけることが、人生全体の満足度にもつながります。
メリット② 給与・待遇を見直すタイミングになる
- 今の職場で「もう昇給は頭打ちかも…」と感じていませんか?
- 実は、転職を通じて給与水準が上がるケースは40代でも珍しくありません。
特に、
- 役職ポジションでの採用
- 訪問系での出来高制 など、経験者だからこそ狙える待遇改善のチャンスがあります。
転職時なら、エージェントを通して交渉しやすいのも大きなメリット!
今の職場で黙って我慢するより、よほど現実的に改善できる可能性があります。
メリット③ 企業側にも“歓迎される年代”である
「40代って、もう使いづらいと思われてるんじゃ…」と不安に思うかもしれませんが、
私が採用側として見てきた中では、むしろ40代・50代はとても貴重な存在です。
40代療法士の魅力は…
- 指導がほとんどいらない(即戦力)
- 人間関係のトラブルが少ない
- リスク管理や感情のコントロールができる
- チーム全体の“雰囲気を安定させてくれる”存在



実際に私の職場でも、40代・50代の方を複数名採用しています!
「即戦力かつ安心して任せられる」──そんな理由で、現場からの評価も高い人が多いです!
だからこそ、「今からでも遅くない」
「もう40代だから…」とあきらめる必要はまったくありません。
むしろ、経験と落ち着きが備わった今こそ、キャリアを見直す最高のタイミングです。
このあとご紹介する「転職の心がけ3つ」を意識することで、
あなたの強みをもっと活かせる転職が実現できますよ。
40代転職で意識したい“3つの心がけ”


「職場は見つかった。メリットもある。…でもうまくやれるかな?」
そんな不安が出てくるのも自然なことです。
ここでは、40代のあなたが新しい職場で“早く信頼され、活躍するため”に意識したい3つのポイントをご紹介します。
心がけ① 謙虚さを忘れない
40代になると、経験も知識も豊富になり、自信を持っている方も多いと思います。
ただし、新しい職場では「新人」というスタートラインです。
心がけ② 健康を最優先にする
キャリアがどれだけあっても、体を壊してしまっては意味がありません。
40代以降は、腰痛・メンタル不調・生活習慣病などのリスクが一気に高まる年代でもあります。
③ 組織目線を持つ
40代の療法士に求められるのは、ただの“プレイヤー”ではなく、「組織を良くする存在」です。
- 業務効率をどう上げるか?
- 他職種との連携をどうスムーズにするか?
- 現場で困っているスタッフをどうサポートするか?
こうした視点を持つことで、あなたの存在は“替えが効かない人材”になっていきます。
この3つを意識するだけで、“信頼される40代”になれる
経験やスキルは、もはやあなたの中に十分あります。
あとは、それをどう職場にフィットさせていくかがカギ。
この3つの心がけができていれば、
あなたの転職は、ただの「環境を変えること」ではなく、「キャリアを進化させる一歩」になりますよ。
まとめ:今こそ、40代のあなたが動き出すタイミング
ここまでお読みいただきありがとうございました。
この記事では、
- 40代療法士ならではの特徴と転職の強み
- 自分に合った職場の選び方
- おすすめの転職先3選
- 40代転職を成功させるための心がけ
についてお伝えしてきました。
💭 少しでも「今のままでいいのかな」と感じているなら…
その気持ち、きっと何かのサインです。
転職は「逃げ」ではなく、「より良い選択肢を見つけること」。
そして40代は、経験も知識もある“ちょうどいい転職のタイミング”なんです。
私自身、採用側として、今も多くの40代・50代の転職者と関わっています。
その中で確信しているのは、「40代だからこそ活躍できる」ということ。
転職活動は、いきなり辞めて始めるものではありません。
まずは「自分にはどんな選択肢があるのか?」を知るだけでも大きな一歩になります。
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あなたの挑戦を、心から応援しています!
40代での転職は、決して“遅い”ものではありません。
むしろ、「これからどう働きたいか?」を見つめ直せる、最高のチャンスです。
あなたのこれまでの努力や経験は、決して無駄になりません。
今のあなたに合った働き方を見つけて、もう一度“自分らしいキャリア”を歩んでいきましょう。
それでは良き療法士ライフを!!
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