
療法士の転職って、難しいの?
結論:療法士の転職活動は年々難しくなっています。
特に40代・50代ともなると、下記の理由で転職活動が難航しやすいです。
- 単位を稼げる若手の方の優遇される
- 健康面に不安を持たれる
- 頭が固くて新しい仕事を覚えられないという印象を持たれる
さらに年齢を抜きにしても、療法士を取り巻く転職市場は昔より厳しくなっているのは事実です。



それじゃ転職なんて無理じゃん…



それでも転職成功のチャンスはあるよ!!
チャンスがある理由
- 経験者ならではの強みがある
- 経験者を歓迎する職場がある
- 転職に成功している人が実際にいる
実際、採用に関わってきた立場から見ても、40代から転職を成功させている人たちはたくさんいます。
この記事では、療法士の転職が難しい理由と、40代でも転職成功させる方法を合わせてお伝えしています。
「もう遅いかも」と感じている方も、ぜひ希望を持って最後までご覧ください。
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- 法人内の病院、老健、特養を統括するリハ科長
- 転職活動を行った結果、今の職場を選択
- 採用担当として10名以上を採用
- 40代50代の採用経験多数
第1章:療法士の転職が難しい理由


「療法士の転職は難しい」と言われる背景には、いくつかの理由があります。
ここでは、現場と採用の両方に関わってきた視点から、特に影響が大きいと感じる3つの理由を紹介します。
1. 若手人材の増加で競争が激しい
ここ10年ほどで養成校が急増した影響もあり、療法士の供給数は右肩上がり。
それに対して需要は必ずしも比例しておらず、求人1件あたりの競争が激しくなっています。
こちらは厚生労働省の「医療従事者の需給推計」(2020年版)です。


この調査によれば、2025年を境に、理学療法士・作業療法士の供給数が需要を上回ると予測されています。
当然、採用側が「若くて柔軟に動ける人材」を優先する場面も少なくありません。
40代以降の療法士にとっては、それだけでスタートラインが不利に感じられることもあるでしょう。
2. 体力勝負の職場が多い
急性期や包括期の現場では、「とにかく単位を稼ぐべし」という風潮が根強く残っています。
中には一日20単位以上をこなしつつ、カンファレンスや計画書に追われる職場も珍しくありません。
また、そこまで忙しい職場でなくても、健康面が評価ポイントになるのはどこの職場も一緒です。



わたしの職場では、面接の時に「健康状態の自己申告カード」を書いてもらっているよ
40代・50代の療法士は「体力面大丈夫かな」と不安に思われやすく、転職で不利に働くことがあるのは現実として知っておきたいところです。
3. 自分の強みを伝えられる人が少ない
年齢や経験はある。けれど、「だから何ができるのか?」を伝えきれていない…
そんな「もったいない」ケースは非常に多く見られます。
たとえば、
- ○年働いてきた
- 後輩の指導経験がある
- 在宅復帰に向けて他職種と連携してきた
これらはどれも価値のある経験です。
しかし、それが応募先の職場でどう活きるのかまで言語化できていないと、ただの「経験年数が長い人」で終わってしまいます。
経験は本来武器であるはずなのに、年数にばかり着目されて「扱いにくそう」と敬遠されることすらあります。
そんな理不尽と戦っていかなければなりません。
第2章:大丈夫!40代からでも転職できます





やっぱりもう無理なんじゃん
ここまで読んでそう感じてしまった人も多いはず。
でも安心してください!
40代療法士でも転職に成功することは可能です。
その理由は以下の3つです。
理由1:経験者ならではの強みがある
40代の療法士には、知識や技術だけではない「実践力」があります。
- 状況判断のスピード
- 他職種とのスムーズな連携
- 利用者やご家族への丁寧な説明
- 後輩指導やチームのまとめ役としての立ち回り
こうしたスキルは、即戦力としてだけでなく、組織の安定に貢献する存在としても評価されやすいです。
実際、わたしの職場では
「若手よりも落ち着いていて安心できる」
「自分で考えて動けるのがありがたい」
という理由で40代でもバンバン採用されています。



40代が全員不利になるとは限らない!
理由2. 経験者を歓迎する職場がある
わたしの職場のように、経験者を求める職場は少なくありません。
実際の求人をチェックしてみましょう。






このように、「経験年数○年以上」を応募要件としている職場は数多く存在します。
特に次のような職場では、40代以上の療法士が歓迎されやすい傾向があります。
■老健(介護老人保健施設)
- 医療と介護の間にある“中間施設”として、制度や連携に強い人が重宝される
- 多職種間の調整役や、管理職候補として採用されるケースもある
▼ 実際の仕事内容が知りたい人はこちら ▼
■特養(特別養護老人ホーム)
- 一人職場であるケースも多く、技術より調整力が求められる
- ベテラン職員が多く、年齢に引け目を感じにくい環境
▼ 実際の仕事内容が知りたい人はこちら ▼
■訪問リハビリ
- 1人で判断・行動できる責任感と柔軟性が求められる
- 利用者・家族との信頼関係を築ける人間力が必要
▼ 訪問リハが気になる人はこちら ▼
これらの職場では教育体制が整っていない場合が多いため、経験者が歓迎されやすい側面もあります。
「年齢=不利」ではなく、「活かせる場所を選ぶ」ことで、むしろ強みになるということを覚えておいてください。
理由3:転職に成功している人が実際にいる
「実際に転職に成功している人なんて本当にいるの?」
そう思う方もいるかもしれません。
でも実際に、
- 病院から老健へ転職して管理職候補になったPT
- STとして医療機関から特養に転職し、チームの中心として活躍している方
- 訪問リハ未経験からスタートし、指名をもらえるほど信頼を得たST
など、わたしの周辺だけでも40代・50代で転職に成功した事例はたくさんあります。
転職成功者に共通しているのは、
- 自分の強みをきちんと整理し、
- 自分に合った職場を選び、
- 「できること」をしっかり伝えていた
ということ。
次の章では、そうした人たちが実践していた転職成功のコツを紹介していきます。
第3章:転職成功のコツ|“選ばれる人”になるために


40代からの転職を成功させるには、「準備」と「伝え方」が鍵になります。
ここでは、転職成功のポイントを4つに整理してご紹介します。
1. 転職の目的と優先順位を明確にする
まずは、「なぜ転職したいのか」「どこを変えたいのか」を明確にすることから始めましょう。
- 年収を上げたいのか
- 家庭との両立をしたいのか
- 職場の人間関係をリセットしたいのか
優先順位がはっきりすれば、求人選びに迷わなくなります。



この軸がずれていると、満足できずに何度も転職することになるかも…
2. 経験と強みを棚卸しする
年齢を重ねたからこそ持っている「経験」。
これをただの年数として語るのではなく、具体的に何をしてきたかを言語化しましょう。
たとえば、
- 「新人教育で業務マニュアルの見直しを行った」
- 「ケアマネや看護師との情報共有を積極的に行っていた」
- 「医療・介護保険の書類対応が得意」
この経験の中に、必ずあなたの強みがあります。



強みなんて見つからないよ〜



私は転職エージェントに強みを見つけてもらったよ!
転職エージェントに自分の経歴を話すと、その中から「他の療法士にはない経験や強み」を発掘してくれます。
いきなりエージェントはちょっと、という人は、同僚や先輩に協力してもらってもOKです。
3. 自分に合った職場を選ぶ
「自分が求める希望」と「強み」が理解できたら、次は【希望を叶えて強みを活かせる職場】を見つけるフェーズに移ります。
ここではいかに効率的に、質の良い情報を集められるかがカギになります。
サイト+エージェントで「広く」「深く」情報を集める
求人を探すときは、転職サイトとエージェントの併用がおすすめです。



まずはこの2つのサイトを活用しよう
商品 | 特徴 | エリア | 公式サイト |
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何が違うの?
- エージェント:現場のリアルな情報を知る・条件交渉に強い
- サイト:求人の“全体像”を把握するのに便利
詳しくはコチラの記事で紹介しています▼
さらにわたしの場合、転職エージェントに気になる事業所さんへの問い合わせもお願いしていました。


PTOT人材バンクでは、求人を募集していない事業所に「こんな人いますよ、どうですか」と交渉してくれる独自のサービスがあります。



こちらから交渉することで、希望の地域で働ける可能性が広がるよ!
エージェントから裏側の情報を聞き出す
転職エージェントは、求人票の「その先」を知っている存在です。
- 過去に紹介した人の定着率は?
- 上司はどんな人?人間関係は?
- 実際の残業時間や休日の取りやすさは?
こういった“裏側のリアル”は、入ってからのギャップを防ぐのに欠かせません。
<質問例>
「この求人、実際に紹介された方の感想はどうでしたか?」
「離職理由で多いパターンなどはありますか?」
登録したら、遠慮せずに聞いてみましょう。その情報こそが失敗回避の決め手になります。
本気で見学に臨む
見学は、職場の雰囲気やスタッフ同士の関係性を肌で感じられる貴重な機会。
ここを活用することで、自分にとって本当に合う職場かどうかを確信できるようになります。
見学で絶対に確認しておくべき質問は以下の5つです。
質問① 実際の出勤・退勤時間
質問② 年休の取得率
質問③ 急な休みへのフォロー体制
質問④ 昇給率・ボーナスの変動率
質問⑤ 職員の年齢層・研修の頻度
詳しくはこちらの記事で説明しています。



職場見学の前に必ず読んでいってね!
4. 自分をアピールする
理想の職場を見つけることができたら、次はその職場に【自分を選んでもらう】段階に入ります。
40代・50代の転職では、「若さ」ではなく「即戦力」としての信頼感や強みを伝えることが重要です。
以下の3つを押さえるだけで、採用者に与える印象がグッと良くなりますよ。
- 自分の経験と職場ニーズの“重なる部分”を明確にする
- 健康情報を整えておく
- 給与交渉はエージェントに任せる
自分の経験と職場ニーズの“重なる部分”を明確にする


ただ「強みがある」ではなく、「この職場でどう活かせるか」まで具体的に伝えるのがポイントです。
相手が「この人はここで活躍してくれそう」と思える表現を意識しましょう。
健康情報を整えておく
年齢が上がると、どうしても健康への懸念を持たれやすくなります。
だからこそ、“健康に働ける”ことはアピール材料にもなります。
そう言うと「持病があるともうダメなの?」と質問を受けることがありますが、持病があってもきちんと受診・コントロールできているなら採用される可能性はあります。
積極的に情報開示をしていきましょう。
また運動関係の趣味や、続けている運動習慣があれば伝えておくのが吉です。



「健康管理できている」安心感は、採用側にとって大きな魅力!
給与交渉はエージェントに任せるのが得策



給与の交渉をしたいけど、自分で切り出すのは抵抗があるな…
実は採用側としても、「本人との交渉」は今後の関係性につながりかねないので、正直やりにくいです。
そんな時こそエージェントの出番です。
- 相場感に基づいた交渉をしてくれる
- 直接聞きづらい条件も、代わりに確認してくれる
- 採用側にも「公平な交渉」という印象を与えられる
自分では言いづらいことほど、“第三者を通す”ことでスマートに伝えることができますよ。
【おすすめ転職エージェント】PTOT人材バンク





利用する転職エージェントはどこがいいの?



わたしのイチオシはPTOT人材バンクだよ!
PTOT人材バンクは、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)に特化した成功報酬型の転職エージェントです。
基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | PTOT人材バンク |
対象職種 | 理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST) |
対応地域 | 全国 |
求人数 | 約41,000件(※時期により変動) |
利用料金 | 完全無料(成功報酬型) |
運営会社 | 株式会社エス・エム・エス(東証プライム上場) |
公式サイト | https://www.ptotjinzaibank.com |
特徴
- リハ職専門の転職サポートに特化
- 内部事情に詳しい担当者が求人を提案
- LINE対応OK・やり取りが手軽
- 書類添削・面接対策・条件交渉まで代行
- 未募集・終了求人にもアプローチする独自ルートあり
ちなみにこれらのサービスはすべて無料で受けることができます。
▼ 仕組みはこの記事で解説しています▼
なぜ選ばれているのか?
PTOT人材バンクには、年間11,000人が使用した実績があります。
選ばれている理由は以下の通りです。
- 登録者数・転職支援実績ともに業界トップクラス
- 地方・都市部問わず求人網が広い
- 寄り添う対応で、はじめての転職でも安心してサポートしてもらえる



私自身、押し付け感0でサポートしてもらえたよ!
▼実際にサポートしてもらった体験談はこちら▼
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【Q&A】転職難易度に関するよくある質問


40代・50代での転職って本当に遅くないですか?
遅くありません。ただし“戦略”は必要です。
40代以降でも転職を成功させている療法士は多くいます。
ただ、若手と同じように「勢いだけ」で動くと失敗しやすいのも事実。
強みの棚卸しや職場選び、アピールの工夫など、“準備の質”が問われます。
だからこそ、40代の転職にはプロ(転職エージェント)のサポートを活用することが成功への近道になります。
ブランクがあるとやっぱり不利ですか?
内容次第ですが、リカバリーは可能です。
介護や子育て、体調面などでブランクがあっても、その理由や対策を丁寧に説明できればマイナスになりにくいです。
例えば…
- 子育て中に制度関連の勉強をしていた
- 家族の介護を通して在宅支援に興味を持った
- ブランク中もリハビリ職に戻る意思を持って情報を集めていた
こうした視点を盛り込めば、むしろ“再挑戦する姿勢”が好印象につながることもあります
家族や同僚に転職を反対されていて迷っています…
「転職=逃げ」ではなく、“前向きな選択”であることを丁寧に伝えましょう。
年齢を重ねるほど、まわりの意見も気になりますよね。
でも、心身の健康や今後の人生設計を考えると、働き方を見直すのはごく自然なことです。
- 今の職場がしんどくなってきた
- 今後に備えてキャリアの軸を整えたい
- 自分の強みをもっと活かせる場所で働きたい
そうした前向きな理由を、焦らずしっかり言葉にすることが大切です。
そのうえで、家族の不安(収入、通勤、安定性など)に誠実に向き合いましょう。
まとめ|40代からの療法士転職は難しくても大丈夫 !


療法士の転職は正直、年齢が上がるほど難しくなります。
それは、
といった理由があるからです。
でも安心してください。
自分に合った転職の進め方をすれば、必ず成功できます。
そのために大切なのは、正しい準備と、プロの力を借りること。
- 強みの棚卸し
- 自分に合った職場の見極め
- 条件交渉や裏側情報の収集
これらを自力でやるのは大変なことです。
だからこそ、転職エージェントの活用が効果的です。
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強みを棚卸しし、職場を見極め、必要ならエージェントの力も借りる。
そうすれば、年齢を理由に諦める必要はまったくありません。
ぜひ今回の記事を参考に、納得できる転職を実現してください。
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あなたの挑戦を、心から応援しています!
最後までお読みいただきありがとうございました!
それでは良き療法士ライフを!
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