転職活動中の皆さん、面接のあとに職場にお礼状を送ったことありますか?
こひつじさん面接のあとは、おわったぁぁあっ!って達成感にひたっていますけど



そこでもうひと手間、お礼状を書くことで採用率のアップを狙えるんだよ。



お礼状って、合格不合格に関係あるの?



タイミング次第で、かなりの効果が見込めます!
私が採用活動を行う中で、お礼状が採用の決め手になった事例をいくつも経験しました。
例えばこんなケースです。
面接で際どいラインにいた求職者さん
↓
手書きのお礼状が送られてくる
↓
評価が急上昇
↓
最終的に採用に至る
この記事では、
- お礼状が採用活動に与える効果
- 具体的な書き方
- おすすめの送付方法
- 採用率をアップさせるお礼状の例文
を徹底解説します。
転職で他の候補者と差をつけたい方は、ぜひ最後までご覧ください。


- 法人内の病院、老健、特養を統括するリハ科長
- 転職活動の結果、今の職場を選択
- 採用担当として10名以上を採用
- 40代50代の採用経験多数
お礼状が合否を左右する2つの理由


お礼状が合否に影響を与える理由を、採用担当者の視点から解説します。
面接後、採用者は悩んでいる
面接の結果がその直後に決まることはほとんどありません。
同時期に応募してきた他の候補者の様子を見て、最終判断をすることが一般的です。



だいたい3〜4日は悩んでることが多いです
悩んでいる期間にお礼状が送られてくると、採用担当者は「この人なら採用しても良いかも」 という気持ちを抱きやすくなります。
なぜならお礼状を通して、
- 相手への敬意
- 誠実さ
- 入職への本気度
を感じることができるからです。
たかがお礼状、と侮るなかれ。
このひと手間を惜しまず行うことで、他の候補者との差別化が確実に図れます。
内定辞退されにくい人を選びたい
採用担当者にとって最も避けたいのが、内定辞退です。
採用には多くの時間とコストがかかります。
悩みに悩んでせっかく内定を出しても、辞退されてしまえば全てが水の泡。
そのため、採用担当者は全員、「入職への本気度が高い人材を選びたい」と考えています。
内定辞退されている間に他の候補者からも逃げられて、結局だれも採用できないこともあるんだ…
お礼状を受け取ることで、採用担当者は「この人は入職に前向きであり、信頼できる」と感じます。
特に手書きの丁寧なお礼状なら、「この人はこんなにこの職場で働きたいと思ってくれているんだ!」という印象を強く与える効果があります。



お礼状ひとつで、そんなに良い効果が得られるんだね
お礼状を送るメリット
お礼状を送ることで得られるメリットをまとめると、以下の3つに集約されます。
他の候補者との差別化が図れる
お礼状を送ってくる求職者は、正直かなり珍しいです。



だって面倒なんだもん。。。
だからこそ他の候補者との差別化が図れ、「誠実で入職意欲の高い人材」という印象を確実に与えることができるのです。



かける手間以上の効果を保証するよ!
職場と良好な関係が築ける
お礼状では、感謝の気持ちを具体的に伝えることができます。
感謝されて嬉しくない人はいません。それは採用担当者でも同じです。
かけた時間や労力に対して、採用担当者が感謝の言葉をかけてもらう機会は意外と少ないもの。



素直に感謝を伝えてくれる人には、こちらもお返ししたくなるよ
経験上、お礼状を書いて入職された方は入職後も好印象が続き、良好な関係を築きやすくなります。
採用の確率が上がる
面接後に即決!となるパターンは実はほとんどありません。
多くの候補者が、一長一短の際どいライン上にいて、採用担当者はどの人を採用するか頭を悩ませています。
そのタイミングでお礼状が届くと一気に評価が上がり、採用に話が進みやすくなります。



私自身、そんな場面を何度も目にしてきたよ
お礼状書くのは少し面倒ではありますが、その手間を乗り越えることで多くのメリットを得ることができます。



うーん、面倒だけどがんばって書いてみようかな
続いてはお礼状を書く時のポイントを見ていきましょう。
お礼状を書く際のポイント


ポイントは4つです。
簡潔にまとめる
お礼状はあくまで「感謝を伝える手紙」であり、長々とした文章を書く必要はありません。
むしろ、長文になりすぎると読む側に負担を与え、肝心のメッセージが伝わらない可能性があります。
感謝の言葉、面接を通じて感じたこと、自分の意欲を1~2段落で簡潔にまとめるのがベストです
具体的な内容を盛り込む
ありきたりなお礼の言葉だけでは、相手の心には響きません。
面接で話題に上がった内容や、特に印象に残ったエピソードに触れることで、お礼状にオリジナリティが生まれます。
「○○についてお話しいただき、大変参考になりました」など、具体的な内容を盛り込みましょう
誤字脱字をチェックする
お礼状は丁寧さを伝えるツールです。
しかし、誤字や脱字があると、その丁寧さが台無しになり、逆に悪印象を与えかねません。
必ず送る前に内容をしっかり確認し、誤字脱字をなくすことが重要です。
特に相手の名前や会社名など、基本的な情報にミスがないよう注意しましょう。
タイミングを逃さない
お礼状は、面接後2~3日以内に送るのが理想的です。
採用担当者の記憶が新しいうちに感謝を伝えることで、効果を最大限に引き出せます。
一方で、時間が空きすぎてしまうと、すでに合否の決定がされている可能性があり、送る意味が薄れてしまいます。
面接が終わった翌日には発送できるよう、迅速に行動しましょう。
お礼状を送る方法


お礼状を送る方法としては、手紙とメールの2つの選択肢があります。
それぞれのメリットを理解し、状況に応じて使い分けましょう。
おすすめは手紙
お礼状を送る方法として最も効果的なのは手紙です。
手書きの手紙は、手間がかかる分、採用担当者に「本気で入職を希望している」という熱意を伝えることができます。
特に40代の求職者の場合、社会経験の豊富さや人間性をアピールする絶好の機会となります。
ポイントは3つ
- 清潔感のある便箋や封筒を選ぶ
- 誤字脱字がないかしっかり確認する
- 丁寧な筆跡を心がける
これらのポイントを押さえた上で、面接後なるべく早めに送ることが大切です。
宛先や採用担当者の名前を間違えないよう、細心の注意を払いましょう。
面接後すぐに書き始めることができるよう、便箋や封筒は事前に準備しておくと安心です。
こちらのシリーズの便箋や封筒を使うと字がきれいに書けるので、字に自信がない方におすすめですよ。
難しい場合はメールでも可
もし手紙を書く時間がない場合や、面接後すぐにお礼を伝えたい場合は、メールでも問題ありません。
ただし、メールの場合でも手抜き感が出ないように注意が必要です。
具体的には、件名を「面接のお礼」とし、本文で「少しでも早く感謝を早く伝えたい」という思いを含めると、丁寧さが伝わります。
こちらも、送信前に誤字脱字や敬語表現のチェックを徹底しましょう。
お礼状の例文
以下に、手紙とメールそれぞれのお礼状の例文をご紹介します。
手紙の場合


メールの場合
△△病院
採用ご担当者様
お世話になっております。〇〇〇〇です。
本日は面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。
本来であれば手紙でお礼をお伝えしたいところですが、感謝の気持ちを少しでも早くお伝えしたく、メールにて失礼いたします。
面接を通じて御院の△△についてお話を伺い、ますます御院で働きたいという気持ちが強まりました。 また、□□の質問に丁寧にお答えいただき、心より感謝申し上げます。
これまでの経験を活かし、御院の〇〇分野に貢献できるよう努めてまいります。 引き続きご検討いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
おだ かすみ
電話: 090-〇〇〇〇-〇〇〇〇
メール: example@example.com
よくある質問(FAQ)
手書きが苦手なんですが、それでも手紙のほうがいいですか?
字の上手さよりも「丁寧に書こうとする姿勢」が大切です。
多少の不揃いは問題ありませんが、読みにくくなりそうな場合はメールでもOKです。
大事なのは、早く・丁寧に感謝を伝えることです。
面接で不採用っぽい雰囲気でも、お礼状は送るべきですか?
送ったほうが良いです。
結果に関係なく誠実な印象が残り、再募集時に声がかかることもあります。
「面接の機会をいただきありがとうございました」と感謝を気持ちを伝えましょう。
面接官が複数いた場合、誰に送ればいいですか?
基本は「採用ご担当者様」宛で構いません。
名刺をいただいた方がいれば、その方を宛名にしても大丈夫です。
迷う場合は「採用ご担当者各位」とするのも丁寧です。
LINEでお礼を送っても大丈夫ですか?
面接前後の連絡をLINEでしていた場合のみOKです。
ただしスタンプやカジュアルな表現は避け、「本日はありがとうございました」といったフォーマルな言葉でまとめましょう。
お礼状を書いたあと、返事がない場合はどうすればいいですか?
返信がなくても問題ありません。
採用担当者は多忙で、返信を省略することが一般的です。
返事がなくても、印象にはしっかり残っています。催促は避けましょう。
便箋や封筒の色に決まりはありますか?
白や薄いクリーム色など、無地で落ち着いた色が無難です。
キャラクターや濃い色の封筒は避け、清潔感を意識しましょう。
罫線付き便箋を使うと字がきれいに見えます。
まとめ : お礼状で採用率をアップさせよう!
面接後のお礼状は、採用率を高めるために非常に効果的な方法です。
手書きの手紙や、すぐに送れるメールを活用することで、採用担当者にあなたの誠実さや熱意を印象付けることができます。



面接あとのもうひと手間、かける価値は十分にあります!
しかし、お礼状「だけ」で転職活動を成功させるのは難しいのも事実。
もしもあなたがまだ面接の前段階にいるなら、転職エージェントの力を借りることをおすすめします。
転職エージェントは、あなたの転職活動を幅広くサポートしてくれます。
- 求人情報の提供
- 履歴書や職務経歴書のアドバイス
- 面接対策
- 入職後のサポート





私自身が転職エージェントを利用した記事も書いているよ


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